矢吹純、待望のタイトルマッチ「平常心で」 “20歳のJK”は「ラストチャンス」

2017年11月19日 15:09

格闘技

矢吹純、待望のタイトルマッチ「平常心で」 “20歳のJK”は「ラストチャンス」
計量をパスした矢吹純(左)と小村楓香 Photo By スポニチ
 ボクシングの女子日本ミニフライ級初代王座決定戦(20日、東京・後楽園ホール)の前日計量が19日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、東洋太平洋女子ライトフライ級1位の矢吹純(26=協栄、8戦全勝4KO)はリミットより100グラム軽い47・5キロ、現役女子高生の小村楓香(20=グリーンツダ、5戦全勝2KO)は700グラムアンダーの46・9キロで一発パスした。女子の日本タイトルマッチは10月に行われたバンタム級の吉田実代(EBISU K’s BOX)―高野人母美(協栄)以来、2試合目となる。
 剣道3段で、実業団では茨城県大会個人優勝の腕前を持つ矢吹は14年11月にプロデビュー。1メートル63の長身サウスポーで、フットワークとスピードを生かした「魅せるボクシング」が信条だ。矢吹という性から「あしたのジュン」と呼ばれるクールビューティーは、待望のタイトルマッチ実現に「やっと来たなという感じ。力まずに、いつもどおりの自分を出せれば。気負わずに平常心でやりたい」と落ち着いた表情で抱負を述べた。初対面した1メートル51の小村の印象については「小柄な可愛い女子高生」と笑い、「空手をやっていたので基礎がしっかりしている。パンチをしっかり打つんだろうなという印象があるので、そこは警戒している」と話した。

 一方、高校で2度留年した“20歳のJK”小村は制服姿で計量に姿を見せた。試合翌日の21日、始発の新幹線で東京から大阪に戻り、登校して授業を受けるためで、グリーンツダジムの本石昌也会長は「留年は2回までOKと言われているので、卒業も、女子高校生でベルトを獲るのも、これがラストチャンスなんです」と苦笑いした。後楽園ホールは2度目の登場だが、小村は「アウェーの方が集中してできるので、いい緊張感で試合に臨める。ベルトを獲ることしか頭にない」と問題なしを強調。矢吹の印象を「写真では見ていたけど、自分の方がカワイイんちゃうかな」と冗談めかして語り、「自分は元々背が低いので(身長差は)関係ない。ガンガン前に出ることと手数は誰にも負けない」と自信をみなぎらせた。

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