【WBO世界フライ級タイトルマッチ 王者・木村翔《12回戦》同級1位・五十嵐俊幸 ( 2017年12月31日 大田区総合体育館 )】
大みそかのトリプル世界戦に組み込まれるWBO世界フライ級タイトルマッチが都内で発表され、元WBC世界同級王者・五十嵐俊幸(33=帝拳)が「次のチャンスはもうないと思う」と4年半ぶりの世界王座返り咲きを誓った。
4月の試合で左眼窩(がんか)底を骨折。引退勧告を受けて覚悟を決めたが、元帝拳ジムの葛西裕一氏に「生活の面倒は見てやる」と現役続行を勧められて撤回。葛西氏のジムで週5日トレーナーとして働く一方、骨折が6カ月で完治する幸運にも恵まれ、指名挑戦が実現した。
バッティングでの負傷が多いため、出血につながる乾燥肌を防ぐ化粧品を先月に導入。栄子夫人に薦められたローション、ジェル、クリームを一日3、4回使用し「肌が割れなくなった」という。スキンケア効果で、もうひと花咲かせる。