井上尚弥が3階級制覇へKO宣言 階級上げ減量順調「気持ち的に楽」
2018年05月16日 16:51
格闘技
1メートル78と長身の王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)対策として、中国、フィリピン、英国、メキシコ人のパートナーと約80ラウンドのスパーリングを消化。この日の練習ではスパーは行わなかったが、シャドーやミット打ちでは相手の高さを意識し、上に角度をつけたジャブやストレート、相手の懐に入ってのボディー打ちなどを披露。「ガードの位置とか微調整もしてきた。対策はバッチリ。試合までにイメージを整えてしっかり勝ちたい」と自信をのぞかせた。
3階級制覇を実現した後には今秋開幕予定の賞金争奪トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」への参戦構想もある。大橋ジムの大橋秀行会長は「試合が終わってから決める」としたが、井上尚自身は「自分は(マクドネルに)勝てば出ます。出ない訳にはいかない」と明言。「でも今は25日の試合に集中しています」と付け加えた。
「他の日本人チャンピオンとは違うステージに行きたい思いがある」という井上尚にとって3階級制覇は通過点。「一つの区切りではあるので、見ている人がスカッとするよいなKOで決めて歴史に名を刻むような試合にしたい」と誓った。