京口紘人 ジムの先輩・田口にエール「まだ背中を見続けていたい」

2018年05月21日 13:49

格闘技

京口紘人 ジムの先輩・田口にエール「まだ背中を見続けていたい」
2度目の防衛に成功し、一夜明け会見で笑顔の京口 Photo By スポニチ
 ボクシングのIBF世界ミニマム級王者・京口紘人(24=ワタナベ)が2度目の防衛戦から一夜明けた21日、東京・五反田のジムで会見。人生初のダウンを喫しながら判定勝ちしたビンス・パラス(19=フィリピン)との一戦を「相手にリスペクトを感じながら試合ができた。素晴らしい選手やったなと思う」と振り返った。
 20日に大田区総合体育館で行われたダブル世界戦ではWBA&IBF世界ライトフライ級タイトルマッチで田口良一(31)が王座から陥落。ワタナベジムの世界王者は京口1人になってしまったが、「田口さんが今後どうするかは分からないけど、自分の中では田口さんがトップ。まだ背中を見続けていたいし、自分がジムを背負って立つという気持ちはない。いい流れをつくる起爆剤みたいになれれば」と気負いはない。

 次戦は8月か9月を予定。IBFが今月13日に世界ミニマム級挑戦者決定戦を行い、マーク・アンソニー・バリガ(24=フィリピン)が指名挑戦者に決定しているため、渡辺均会長は「指名試合がどうなるか次第」としながら「大みそかに統一戦をやれたら」と明言。WBC王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)との対戦を希望していた京口自身も「タイミングが合うなら、どの団体でもいい。こだわってミニマムにとどまる理由はない」と前向きだ。

 12ラウンド戦い抜いたものの、顔はほぼ無傷のまま。右手人差し指の付け根を痛めたため、本楽的な再始動の時期は未定だが、「試合が近い後輩もいるので来週にはジムに顔を出そうと思う」と話した。この日から故郷の大阪に戻り、しばしの休息に入る。「家族とかに美味しい食事でもごちそうしたい。喜んでもらえると自分もうれしいので」と笑顔を見せた。

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