尚弥、階級アップで体キレキレ “さば読み”王者大きくない?

2018年05月23日 05:30

格闘技

尚弥、階級アップで体キレキレ “さば読み”王者大きくない?
予備検診を終えた井上尚弥(左)とマクドネル(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【WBA世界バンタム級タイトルマッチ   王者 ジェイミー・マクドネル《12回戦》同級2位・井上尚弥 ( 2018年5月25日    大田区総合体育館 )】 予備検診が都内で行われ、WBA世界バンタム級タイトルマッチで3階級制覇を狙う井上尚弥が、王者マクドネルと初対面した。キャリア最長身の相手だが身長差は予想よりも小さい10・3センチ。階級アップによるコンディションの良さを強調し、21日にジムワークを打ち上げたことも明かした。
 身長で10・3センチ、リーチで11・4センチ、胸囲で6センチの差。圧倒的不利の数字にも、井上は「向かい合ってみて予想どおり」と意に介さなかった。公称1メートル78のマクドネルの身長は1メートル75・5と“さば読み”が判明。王者より長身の英国人選手とスパーリングを積んだだけに、初対面の相手は大きく見えなかった。

 自身は階級変更に伴う意図的なサイズアップはせず、スーパーフライ級との体重差1・4キロをそのまま減量面に生かした。「たった1・4キロだけど、減量している体に1・4キロは物凄くデカい。適正階級だなと改めて思う」。21日にはジムワークを打ち上げ。大橋秀行会長は「いつもはもっとゲッソリしてるのに、10ラウンドをフルパワーで打っていた」と効果を明かした。

 妻子を自宅に残し、主にホテル住まい。夕食は懇意の和食店で提供される「味つけはだしだけ」のメニューを口にしてきた。「塩もしょうゆも使わない。塩分を取りすぎると汗が出なくなり血管も詰まるので」。サイズ差を“無効化”する最高の仕上がりを目指す。 (中出 健太郎)

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