尚弥 怒りの鉄拳制裁だ!1時間以上遅刻王者に「ふざけてる」
2018年05月25日 05:30
格闘技
マクドネルが公式行事に遅刻したのは3日連続。だが、2人が同じ時刻に規定体重をつくる計量に1時間10分も遅れた事態に、WBA立会人のバグナリオル氏(ニカラグア)も「30年やってきて初めて。再計量のため2時間の猶予を設けてあるのでルール違反ではないが異常だ」と不快感を示した。関係者によると、横浜のホテルを出発したのが計量開始予定の午後1時すぎ。出発予定の午前11時半に姿を見せず、12時半に「(リミットまで)あと300グラムだから」と減量を優先する連絡が入ったという。井上は午後1時半にしびれを切らして予備計量を行い、リミットより150グラム軽いことを確認すると、水を飲んでいら立ちを抑えた。
マクドネルの減量方法は水分を断って急激に落とす「水抜き」とみられ、試合当日に体重を戻しやすい利点があるとされる。体格差がさらに広がる恐れもあるが、井上は「デカくなる分、動きが鈍くなりボディーも効きやすくなる」と指摘した。階級をアップした自身は上々の仕上がり。「判定決着は望んでない。KO決着で締めくくりたい」と言い切った。