【K―1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~ K―1 WORLD GPライト級タイトルマッチ(3分3R・延長1R) ( 2019年3月10日 さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ )】
挑戦者の“凶拳”林健太(24=K―1 GYM SAGAMI―ONO KREST)が、同門の先輩である王者・卜部功也(28=同)を破る番狂わせで新王者となった。
接近戦での打ち合いに卜部功を引きずり込むと、3回にダウン寸前まで追い込み、延長に持ち込んで3―0の判定勝ち。「持ち味はプレスをかけて距離を潰すこと。潰してなかったら、もっと蹴られていた。肉を切らせて骨を断つだった」と作戦を明かす一方、優勝した昨年12月のライト級世界最強決定トーナメントでは「準決勝、決勝と打たれたので、(パンチを)よける練習をしてきた。その成果は見せられたと思う」と胸を張った。
一方、1年前に獲得したベルトを失った卜部功は「健太が強かった。気持ちも強くて、相手の流れに持ち込まれてしまった」とサバサバ。「今後は考えられない。結構長くやってるんで、あとはどう締めるかですね」とコメントし、真意を問われると「どこで集大成を目指すか。もう1回ベルトを巻ける気持ちにはなれない。もう、そろそろですね」と引退の時期を検討していることを明かした。