4団体統一実現へ 尚弥6・19有観客ベガスで防衛戦「右でも左でも倒せる」
2021年05月15日 05:30
格闘技
対戦相手のダスマリナスは19年末に弟・拓真のスパーリング・パートナーを務めた身長1メートル70のサウスポー。14年12月以降は6年以上も負けがなく、KO率も60%超と侮れないが、井上にとっては「次の統一戦に向けたステップ」という位置付けだ。「右でも左でもパンチが当たれば倒せる感覚がある」「自分から崩していく展開でも守りからのカウンターでも、どちらの展開でも倒せる準備はできている」と強気な言葉を連ねた。
大橋会長は「次も良い試合をして倒せば、米国でも注目され、評価も上がる。その後は(WBC、WBO)どちらか(の王者)とやるようになると思う」と明言。井上自身も実力を証明し続けることが目標とする4団体統一に近づくことだと理解している。
「次の試合をクリアして統一戦に向かう…それが自分の大きなモチベーションになっている。無事にクリアしたら年内にもう1試合。そして来年の春に4団体統一戦という計画を立てていきたい」
今年に入ってすぐからサウスポーを想定した練習に取り組んでおり、対策は万全。「気をつけるのはバッティングだけ」と言い放った。今後はアマ3冠でプロ3戦3勝の木村蓮太朗(駿河男児)とのスパーリングなどで総仕上げを行い、試合10日前の米国入りを予定している。