日本ミニマム級王座決定戦 森且貴&松本流星が前日計量クリア 森「過去イチ」 松本は早期KO決着意欲

2024年09月24日 16:23

格闘技

日本ミニマム級王座決定戦 森且貴&松本流星が前日計量クリア 森「過去イチ」 松本は早期KO決着意欲
計量をパスした松本(左)と森 Photo By スポニチ
 9月25日に東京・後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 122」の前日計量が24日、都内で行われた。
 メインの日本ミニマム級王座決定戦に臨む同級1位の森且貴(24=大橋)はリミットの47・6キロでパスし、同級2位の松本流星(26=帝拳)は100グラム下回る47・5キロでパスした。

 3度目のタイトル挑戦となる森は「仕上がりは心身ともに過去イチ。今までできてなかった部分をしっかりつくり上げてきた」と自信満々。同門選手と左構え対策を重ね、攻守両面での成長を口にし「明日はその成果をリング上で出したい」と闘志を燃やした。

 対する松本は4戦目で初のタイトル挑戦。「あっという間。ただしっかり勝つ準備はしてきた」と強気。初の10回戦にも長いラウンドのスパーリングや、サンドバッグ打ちで徹底的にスタミナを強化。不安は一切ない。

 23年2月のデビュー後、初の日本人対決へ「現状、自分がどの位置にいるか確かめられる試合」と試金石とする構え。「勝てればどんな内容でもいいが、流れの中で倒せるなら早い回でも狙っていきたい」とKOでの初戴冠の見据えた。

 セミファイナルの東洋太平洋同級王座決定戦でタイトル初挑戦となる、同級6位の石井武志(大橋)はリミットの47・6キロで一発クリア。「気合を入れるため」と髪をド派手な金色に染め上げ闘志をのぞかせた。

 同階級での試合は23年9月に判定で敗れた元世界ランカーのリト・ダンテ(フィリピン)戦以来約1年ぶり。この試合に向けてはオーストラリアで約一週間のスパーリング合宿を重ねた22年全日本新人王は「いいスパーができた」と手応え。

 「非常に燃えている。どんな展開になっても100%を出す」と息巻く8戦全勝の同級5位ジョン・ケビン・ヒメネス(フィリピン)に対し「対策はバッチリ。しっかり自分の距離でプレッシャーをかけて相手にやりたいことをやらせないようにしたい」と確かな自信を示した。

 同興行は全試合がミニマム級によるもので、当日は同階級の”象徴的存在”で、元WBC世界同級王者リカルド・ロペス氏(メキシコ)をゲストに招待し、大橋秀行会長との対談やセレモニーが予定されている。また、当日は世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)も来場予定。

 対戦カードは以下のとおり。

 ▽日本ミニマム級王座決定戦10回戦 松本流星(帝拳/3勝1KO)VS森且貴(大橋/12勝3KO3敗)

 ▽東洋太平洋ミニマム級王座決定戦12回戦 ジョン・ケビン・ヒメネス(フィリピン/8勝3KO)VS石井武志(大橋/8勝7KO1敗)

 ▽日本ユース・ミニマム級タイトルマッチ8回戦 宮沢蓮斗(松田/7勝2KO2敗1分け)VS北野武郎(大橋/6勝3KO1分け)

 ▽日本ミニマム級8回戦 岡田真虎(JBスポーツ)VS佐宗緋月(T&T)

 ▽ミニマム級6回戦 坂田一颯(S&K)VS鈴木義人(角海老宝石)

 ▽ミニマム級4回戦 本田優貴(八王子中屋)VS森川幸輝(角海老宝石)

 ▽ミニマム級4回戦 大久保るきあ(八王子中屋)VS関優多(角海老宝石)

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