ハミルトン今季初勝利 ホンダ「スピード不足」もハートレーは初入賞
2018年04月30日 08:51
クルマ
ホンダ勢は「直線でのスピード不足に苦しんだ」(田辺テクニカルディレクター)で、スタートダッシュに成功してトップ10圏内までポジションを上げたピエール・ガスリー(フランス)も後続マシンを抑えることができなかった。ガスリーは終盤にマグヌッセンとの接触でマシンを破損し、順位を下げて12位でフィニッシュ。ハートレーはレースアクシデントなどもあり、10位に入賞してF1で初めてポイントを獲得した。
ハートレーは「ポイントが獲得できたことを喜びたい」とするも、「中団争いに加わる程のペースはありませんでした。オーバーテイクするべき場面でも、前を走行するマシンに十分に近づけませんでした」と厳しいレースを振り返った。
トスト・チーム代表は「バクーでのレースは難しい一戦になると予想はしていましたが、この週末のパフォーマンスは期待していたレベルではありませんでした。引き続きチームとともに改善に努めます」と語り、ホンダ・田辺テクニカルディレクターも「チームとともに分析を行い、パッケージとしての熟成を進めると同時に、パワー向上のための開発をさらに推し進める必要性を感じています」とコメントした。
2位ライコネンに続いたのは、フォース・インディアのセルジオ・ペレス(メキシコ)で2年前の同グランプリ以来、6度目の表彰台にあがった。フェテルは4位、サインツ(スペイン、ルノー)が5位で、6位にはサウバーの新人シャルル・ルクレール(モナコ)が初入賞を飾った。7位フェルナンド・アロンソ(スペイン、マクラーレン)は4戦連続入賞で、チームメートのステファン・バンドーン(ベルギー)も9位入賞を果たした。
次戦は5月11日開幕のスペインGPで、決勝は5月13日22時10分(日本時間)スタート。