ホンダ 新PUに手応え「パフォーマンスの向上につながった」 F1カナダGP

2018年06月11日 18:40

クルマ

ホンダ 新PUに手応え「パフォーマンスの向上につながった」 F1カナダGP
<カナダGP>ホンダのアップデート版パワーユニットに手応えをつかんだガスリー(フランス、トロロッソ・ホンダ) Photo By AP
 自動車のF1シリーズ第7戦カナダ・グランプリ(GP)は10日(日本時間11日未明)、決勝が行われ、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)は11位、ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)は1周目にランス・ストロール(カナダ、ウィリアムズ)と接触し、走行不能となりリタイアした。優勝はセバスチャン・フェテル(ドイツ、フェラーリ)で今季3勝目、通算50勝目を挙げた。2位にはバルテリ・ボッタス(フィンランド、メルセデス)、3位にはマックス・フェルスタッペン(オランダ、レッドブル・タグ・ホイヤー)が続いた。  カナダGPで投入されたアップデート版パワーユニット(PU)がフリー走行3回目で問題が発生したため、旧型PUで予選を走行し、16番手の結果に終わったガスリー。チームが新しいPUへの再度交換を決断したため、19番手からのスタートとなった。新PUに関して「レースでもよく機能した」と語ったガスリーはストレートで何台かオーバーテイクし、11位でレースを終えた。今後には「ホンダはこのカナダGPでアップグレードを投入するために懸命に開発を続けてくれた。次戦は僕の故郷フランスのポール・リカール・サーキットで行われるレースなので、とても楽しみにしています」と前向きに捉えた。

 12番手スタートで期待されたハートレーは、レース開始直後にマシンが宙に浮くほどの大クラッシュでリタイア。「チームにとって残念な週末となってしまいました。今日のレースではポイント圏内を狙えるはずでした」と落胆したが、アップデート版PUには「いい手応え」を感じたようで、クラッシュの影響もなく「万全に次のレースを迎える準備をしたいと思います」と語った。

 ホンダのテクニカルディレクター田辺氏は「我々が今回から持ち込んだPUのアップデートは、パフォーマンスの向上につながっていた」が、「ガスリー選手のPUに信頼性の問題が発生してしまったことと、ハートレー選手が今日のレースで開始早々にクラッシュに巻き込まれてしまったことは非常に残念でした」と落胆。チーム代表のトスト氏も「なかなか上手くいかない週末でした。今日のレースでみせた以上のパフォーマンスをまだまだ発揮できるはずです。次週のフランスGPではさらなるパフォーマンスと結果をみせる自信があるので、次戦を楽しみにしています」と語った。

 次戦フランスGP予選は22日19時(日本時間)から、決勝は24日23時10分(同)にスタートする。

2018年06月11日のニュース

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