トヨタ 悲願のル・マン初制覇!一貴&可夢偉でワンツー

2018年06月18日 05:30

クルマ

トヨタ 悲願のル・マン初制覇!一貴&可夢偉でワンツー
優勝し喜ぶ中嶋(中央)らトヨタ8号車のドライバー(AP) Photo By AP
 伝統の自動車耐久レース、第86回ル・マン24時間の決勝は17日、フランス西部のサルテ・サーキット(1周13.626キロ)で行われ、2台で臨んだトヨタはポールポジションからスタートした中嶋一貴(33)らの8号車で初優勝を果たした。日本チームが日本車、日本人ドライバーを含む態勢で勝つのは史上初。日本メーカーとしては91年のマツダ以来2度目の優勝となった。トヨタは小林可夢偉(31)らの7号車が2位に入り、ワンツーフィニッシュを決めた。  中嶋がハンドルを握る8号車にアロンソとブエミが箱乗りし、ポディウムへの花道をゆっくり走り抜けた。外国人ドライバー2人の手には、小さな日の丸がはためく。2年前は先頭を快走しながらも、終了3分前にマシントラブルが発生。魔の時間帯を克服してチェッカーフラッグを受けた中嶋は「トヨタの挑戦にたくさんの人が関わってきて、ちょっと長い時間がかかりすぎた気がするけど、たくさんの人の悲願がかなって良かった。チーム全員に感謝したい」と歓喜の第一声を上げた。

 昨年限りで最高峰のLMP1クラスから、通算最多の19勝を誇るポルシェが撤退。メーカーではただ1社、このクラスに参戦したトヨタにとっては悲願をかなえる絶好機だったが、盤石のレース運びでワンツーフィニッシュ。中嶋も「おかげさまで最初から最後までプッシュできた」と最高の車に仕上げた技術者たちに感謝した。

 初参戦した85年にハンドルを握った一人が、中嶋の父、悟氏でもある。それから33年、20度目の挑戦で、トヨタが世界の頂点に立った。

 ▽ル・マン24時間 フランス西部のル・マンのサルテ・サーキットで1923年から開催されている世界3大レースの一つ。1周13.626キロのコースを2人ないしは3人のドライバーが交代で走り、周回数を競う。複数のカテゴリーが同時に争われる独自の方式で行われる。現在は世界耐久選手権(WEC)シリーズに組み込まれており、ポイントは他のレースの2倍が付与される。

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