新クラウン、カローラ発売 通信端末を標準装備「つながる車」本格展開

2018年06月26日 16:35

クルマ

 トヨタ自動車は26日、5年半ぶりに全面改良した高級セダン「クラウン」と、新型の小型車「カローラスポーツ」を発売した。いずれも通信端末を標準装備し、事故時に医療機関に自動で通報する機能を備えるなど安全性や利便性を高めた。トヨタは両車種から「コネクテッドカー(つながる車)」を本格展開する。

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じ、乗車前に目的地をカーナビに登録できる機能をトヨタ車で初めて搭載した。運転手が「目的地までガソリンは足りる?」とメッセージを送ると、ガソリンの残量に応じて「途中で給油が必要です」などと案内する。点検時期や、お薦めのホテルや飲食店を案内する機能もある。

 クラウンは1955年に発売された初代から15代目となる。走行性能を高め、若い顧客を開拓する。法人需要の多い「ロイヤル」や走りの良さを追求した「アスリート」の区別をなくし、ブランドイメージを統一する。ハイブリッド車(HV)や排気量2000CCのターボ車などを用意した。

 新車種となるカローラスポーツのHVはガソリン1リットル当たり34・2キロの低燃費を実現した。

 希望小売価格はクラウンが460万6200円から。カローラは213万8400円から。月間販売台数はクラウンが4500台、カローラは2300台を目指す。

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