石橋杏奈 いきなり海外デビュー
2008年02月11日 06:00
芸能
香港国際映画祭は3月17日に開幕。今回で32回目を誇るアジア最大規模の映画祭で、欧米の映画関係者も注目。最近の日本映画では、島田洋七(58)が原作の「佐賀のがばいばあちゃん」、成海璃子(15)主演の「神童」が上映されている。
4月18日からのウディーネ極東映画祭は10回目と歴史は浅いが、アジアの秀作を欧州に紹介する役割を担った映画祭。大ヒットした「ALWAYS 三丁目の夕日」も出品された。
いきなりの海外デビューを知らされた石橋は「初めて出演させていただいた映画が、そんなに大きな舞台で紹介されるなんて」とびっくり。「何が何だが分からないまま撮影したので、スタッフの皆さんには迷惑をかけたと思います。でも、アジアの方々に見ていただけてうれしい」と大喜びしている。
「きみの…」は、芸能活動を始めた直後の昨春、山梨県で撮影。交通事故の後遺症の影響で内気な性格になった少女役で、クラスメートとの友情、別れを通じ成長していく姿を演じた。撮影時は14歳だったが、22歳の絵画講師役もこなした。その奮闘ぶりには、廣木隆一監督(54)も「14歳が開花する瞬間に立ち会え、新鮮な感動だった」と驚くほどだった。
現在、放送中の日本テレビドラマ「斉藤さん」(水曜後10・00)ではヤンキー女子高生に挑戦し、着実に演技の幅を広げている。今回の上映をステップに、海外作品出演の夢も広がってきた。
◆石橋 杏奈(いしばし・あんな)本名同じ。1992年(平4)7月12日、福岡県生まれ。昨年2月、テレビ朝日のドラマ「失踪HOLIDAY」で女優デビュー。赤い羽根共同募金のイメージキャラクターも務めた。特技はダンス。1メートル63。血液型A。