三谷幸喜監督作品に多数豪華キャスト

　人気演出家の三谷幸喜氏（４６）が監督する映画「ザ・マジックアワー」に、豪華俳優陣がゲスト出演する。中井貴一（４６）鈴木京香（３９）谷原章介（３５）寺脇康文（４６）天海祐希（４０）唐沢寿明（４４）山本耕史（３１）の７人。山本以外は劇中映画に出演する俳優役。いずれも出演はわずか１～３分だが、三谷作品の常連でもありオファーに快諾した。 　中井と天海が登場するのは、劇中映画「黒い１０１人の女」の撮影シーン。先月死去した市川崑監督が監督役を演じており、タイトルは市川監督の１９６１年の名作「黒い十人の女」をもじった。昨年８月の撮影では、市川監督と談笑していたという。中井は「撮影は１日でしたが幸せな時間が過ごせました」と、“チョイ役”を楽しんだ様子だ。
　谷原、寺脇、鈴木は、別の劇中映画「暗黒街の用心棒」に出演するスター。三谷監督は「カサブランカ」を意識したといい、谷原はハンフリー・ボガートのようなニヒルな男を熱演している。
　もともと、「ザ・マジックアワー」の主要キャストは佐藤浩市（４７）妻夫木聡（２７）綾瀬はるか（２２）西田敏行（６０）ら人気俳優がずらり。加えて、主役級がゲストで出演し、“三谷マジック”がぎっしり詰まった作品となる。６月７日公開。