ネコちゃん頑張り続けてキャッツ金字塔

　劇団四季の人気ミュージカル「キャッツ」が２７日、東京都品川区の専用劇場「キャッツ・シアター」で、通算７０００回を達成した。国内のミュージカル上演回数としては最多記録。これまでに全国各地で約７１０万人を動員している。 　終演後の特別カーテンコールで出演者の金森勝さんが「これからも新たな記録に向かい、お客さまとともに歩んでいきたい」とあいさつ。猫の扮装をした出演者が、巨大な四つのオブジェで「７０００」という数字を表現すると、客席から大きな拍手が起きた。
　「キャッツ」は都会のごみ捨て場に集まってくる猫たちの物語。１９８１年にロンドンで初演され、これまでに３５カ国で上演されている。
　日本では８３年に劇団四季が東京・新宿駅西口の特設シアターで公演を始め、札幌、仙台、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡の各都市でも上演。猫たちが思いもかけない場所から登場するなど、専用劇場ならではの演出で話題を呼んできた。