渡辺謙 監督に挑戦!内容は「まだ内緒」
2008年06月27日 06:00
芸能
かねて監督業には意欲を示しており「硫黄島からの手紙」(06年)でクリント・イーストウッド監督と仕事をした際には「もう1つ違う情熱の傾け方があると思った」と話していた。若年性アルツハイマー病をテーマにした主演映画「明日の記憶」(06年)では、エグゼクティブ・プロデューサーとして奔走。作品の立ち上げから携わり、その時の経験が生かされそうだ。
前日25日「Shanghai」を撮影していた英ロンドンから帰国した。太平洋戦争直前の中国・上海を舞台にした作品で、友人を殺された主人公の米国人が事件を調査しているうちに米国政府の陰謀に気づくという物語。明かされていなかった役どころについて「日本の海軍諜報員のトップ。すごくミステリアスで底が見えない男性。悪役ですね」と説明。俳優になって26年。SF映画「バットマン ビギンズ」(05年)を除くと、日本作品も含めて「悪役は初めて」といい「登場人物それぞれの情熱を全面に押し出した作品。今までにない役だった」と振り返った。8月にはタイでラストシーンを撮影する。
ハリウッド作品では「シルク・ド・フリーク」にも出演。すでに撮影を終えており、主人公の少年を見守るサーカス団団長を演じた。気になる次作については「今年の後半は日本映画になりそう」と、ファン待望の邦画出演が控えていることを明かした。