4年前に多発性硬化症で倒れ、リハビリ中の落語家の林家こん平(65)が31日、東京・台東区の浅草演芸ホールで行われた初代林家三平没後27年追善の「林家一門会」に出演、驚異的な回復ぶりでファンを喜ばせた。
初代三平の二男・いっ平(37)の二代目林家三平襲名披露興行(来年3月21日から)を控えた記念の一門会。いっ平の紹介で高座へ登場したこん平は、立ちマイクに笑顔で近付きニッコリほほ笑みながら「イチ、ニッ、サン!チャンラーン!」とおなじみのフレーズであいさつ。客席からは大きな拍手がわき起こった。こん平は「やっぱり高座に出るのはうれしい」と満面の笑み。来年の二代目三平披露興行には「ちゃんと座って口上にも出演します」と宣言した。