三田佳子「三丁目の夕日」の“舞台”散策
2008年10月03日 06:00
芸能
駄菓子店や食堂、縁側などが立ち並び、昭和30年代の下町の雰囲気が堪能できる同商店街は、02年10月にオープン。菓子や玩具などを打ち落とす射的では、「大好きなんです」と国分が一番最初に景品をゲットした。三田は10発以上打ち込んだが不発。「格好だけはつけられても中身が伴わない。私の人生みたい」と弱気な発言も。
落ち込む妻の代わりに篠田が躍起になって景品をゲットして、夫婦の絆(きずな)を深めた!?国分は「この家族でここを歩けてよかった」。須藤も「すてきな家族。違和感なく演じられそう」と笑顔で話した。
物語の時代は、昭和33年の下町。三田は当時、高校生。「国分さん(が演じる役柄)と同じぐらいの年だった。ということは私は当時の母を演じるのね」と感慨深げ。「ちょうど高度経済成長の始まるころ、昭和の母親たちはたくましくて明るかった。舞台ではそういう時代背景も踏まえて演じたい」と意気込んだ。
原作は、映画化もされて大ヒットした西岸良平氏の漫画「三丁目の夕日 夕焼けの詩」。今回が初の舞台化で、「逃亡者」(04年)、TBSのドラマ「いま、会いにゆきます」(05年)などを手掛けた飯野陽子さんが脚本を担当する。スポニチ創刊60周年、明治座創業135年記念の公演で、11月3日から同28日まで全40回上演される。