「家に帰らず」熊木杏里“直行ライブ”

2008年11月30日 20:52

芸能

 11月5日発売の第5弾アルバム「ひとヒナタ」(発売・キングレコード)が好調の人気女性シンガー・ソングライター、熊木杏里(26)が30日、東京・渋谷区のシネセゾン渋谷でスペシャルミニライブを開き、12枚目の最新シングル「こと」(10月22日発売)を披露した。
 同曲は、11月8日から渋谷シネセゾンほか全国順次公開中の映画「天国はまだ遠く」(監督・長澤雅彦、主演・加藤ローサ、徳井義実)のエンディングテーマで、人気作家・瀬尾まいこの同名小説を原作にした、せつなくも温かい大人の恋愛ファンタジーだ。
 会場には大勢のファンが詰めかける中、「いまツアー中で、きょうやっと東京に帰ってきたばかりで、まだ家には帰っていないんですが、こうやって間に合って歌が歌えるのがうれしいです。『こと』は、誰かと生きるということは自分にどういうことかとすごく考えた時間があって、自分はその人に何ができるんだろうかと頭の中でめぐらせながら、その人のことばかりを考えるという生き方提示みたいな、不思議な距離感がある歌です。いま私が歌っていて、一番気持ちが入る歌です」とアピールして同曲を歌った。
 また、「この曲は、この映画のエンディングテーマとして書いたものではありませんが、(すでにでき上がっていた曲に)長澤監督から『もう1コーラス分、つくってほしい』と言われて書いた作品です。完成した映画を見たときは、この曲が最初から映画バージョンでつくられたみたいでしたし、映像と音楽が一緒になると、こんなにもすてきな作品に
なるんだなと思い、うれしかったです」と話していた。
 前作シングル「モウイチド」(9月24日発売)は、同じく11月8日から公開中の映画「Happyダーツ」の主題歌で、こちらも話題になっている。
 現在、11月9日の京都からスタートした全国8カ所ツアーの真っ最中で、この後、12月3日の東京・国際フォーラムでファイナルを迎える。
【楽天】オススメアイテム