テルマ「そばいる」カバー作がグラミー賞候補
2008年12月06日 06:00
芸能
グラミー賞で日本のJ―POPアーティストが作った歌が受賞対象になるのは初めて。同曲は1曲目に収録されており、アルバムを代表するリード曲になっている。
グラミー賞は約1万6000人いる米レコード芸術科学アカデミーの会員の投票によって決められる。音楽関係者によると「膨大な中から各部門5、6組に絞り込むので選考者はアルバムの全曲はとても聴けない。だから最初の3曲ぐらいまでの印象がすごく重要」というから“そばいる”の存在がノミネートに大きく影響したようだ。
そもそも、カバー自体が海外から評価されたものだ。SLY&ROBBIEが新作の制作にあたり、同曲の著作権を管理する日本の音楽出版社にカバーしたいと申請した。そこでSoulJaがあらためて英語詞とタイトルも作り、ラッパーとしても参加。プロデュースも原曲同様、松任谷由実(54)やYMO作品で知られる川添象郎氏(67)が手掛けた。
“そばいる”は、着うた最大手の「レコード会社直営♪サウンド」が発表した今年の総合ランキングで「着うた」「着うたフル」「着信ムービー」など全6部門を制覇。海外へも人気が広がっていることにSoulJaは「ホントにびっくりです」と実感がわかない様子。ただ、カバーしたスライ・ダンバー(56)は「これから世界的な大ヒットになる」と確信した様子で話した。