大統領は距離を置いた対応「哀れで悲劇的な側面も」

2009年06月27日 09:53

芸能

 ギブズ米大統領報道官は26日の記者会見で、オバマ米大統領が同日午前、急死した歌手のマイケル・ジャクソンさんを「すばらしい歌手だった」とたたえる一方、スキャンダルに見舞われるなど「哀れで悲劇的な側面も」あったと評していたと語った。
 米国を代表する歌手の死にもかかわらず、ホワイトハウスは大統領名での追悼声明も出しておらず、少年への性的虐待疑惑や奇行で知られたジャクソンさんから少し距離を置いた対応を取っている。ギブズ報道官は「大統領はジャクソンさんの遺族やファンにお悔やみを申し上げる」と話したが、大統領本人は遺族に電話はしていないという。
 一方、26日の米下院本会議では黒人議員団が呼び掛け、ジャクソンさんの死を悼み黙とうがささげられた。ワトソン議員は「彼が残してくれた文化に敬意を表する」と述べ、歌にとどまらず多彩な才能を発揮したジャクソンさんの急死を惜しんだ。

(共同)
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