のりピー ある時はドラマのせりふ調…ある時は涙声…
2009年10月26日 19:43
芸能
証言台では背筋を伸ばし、はっきりした声で起訴内容を認め、弁護側の被告人質問では「夫が勧めたが、わたしの意思で使用した」「夫が手に入れたが、わたし自身が所持していた」「悪いのはわたし」と、繰り返し自らを責めた。
「当時は朝も昼も夜も忙しく肉体的にも精神的にも疲れていた」「期待されると頑張りすぎる性格で、好奇心もあった」
暗記したかのように能弁に答える酒井被告。だが、今後の更生について聞かれると、一転、消え入るような声に。涙を流し「夫と話し合い、離婚し…」と言葉を詰まらせた。
検察側から逮捕前に逃走した理由を問われると「なぜあのような行動を起こしたのか、情けなく思う」と答え、「覚せい剤を使ったことで多くの方の信用を失った。なぜやめることができなかったのか後悔している」とうなだれた。
閉廷後、酒井被告は満員の傍聴席に深々と一礼し、無言で法廷を後にした。