ベルリン映画祭 若松監督「キャタピラー」に拍手の嵐
2010年02月16日 09:45
芸能
上映に先立つ記者会見で、若松監督は「正義の戦争はない。国家や権力者にだまされてみんな死んでいった。戦争とはそういうものだと知ってもらえれば」と強調。鑑賞した地元の大学4年アンドレ・ウルさん(23)は「とても力強く、怒りに満ちた映画だ。戦時中の家庭で何が起きたかが分かり、経験したことのない戦争を身近に感じた」と感動した様子で話した。
今回のコンペ部門は20作品で最高賞の金熊賞などを競い、審査結果は20日(同21日)の授賞式で発表される。若松監督は1965年にも「壁の中の秘事」で同部門に参加したことがある。(共同)