松山千春ラスト飾る…「東京厚生年金会館」が閉館
2010年03月29日 23:40
芸能
約2000席の会場は熱狂的なファンが詰めかけ満席の中、「東京厚生年金会館、49年目にしてついに閉館。しかもコンサートとしてはこれが最後になりますので、今日はいろんなことがあるかもしれない。ひょっとしたら手違いで音が出ないとか、照明がおかしくなるとか、そういうことがあるかもしれないけど、このよき日に免じて…これが最後だと思ったら、あんなことがあったなあとか、そういう思いを込めて自分も精いっぱい歌わせていただきます。49年間、皆さんにご利用いただいて、関係者、職員のみんなも、そしてまたわれわれステージに立つ人間も感謝して今日一日、頑張って歌わせていただきます」とあいさつ。
オープニングは、77年の同会館での初コンサートを再現するかのようにとアコースティックギターの弾き語り&同じ曲目「君のために作った歌」「おいで僕のそばに」の2曲を歌って幕を開け、5月12日発売のニュー・シングル「慕う」、最新シングル「ひき潮」、デビュー曲「旅立ち」、大ヒット曲から「銀の雨」「長い夜」「大空と大地の中で」など全17曲を熱唱した。
同公演の模様は、5月1日の午後8時から同9時半までNHK―BS2で放送予定。
同会館は、1961年4月15日にオープンし、これまでに約1万4500回のコンサートが開かれてきたそうで、千春がその有終の美を飾って幕を閉じた。
4月21日の千葉・東金文化会館を皮切りに6月10日の北海道・さっぽろ芸術文化の館(北海道厚生年金会館)まで全国8カ所(全15公演)=東京公演は、5月6、7日の両日、東京国際フォーラム・ホールAで=でコンサート・ツアーを開催。また、5月12日に通算65枚目の「神よ」、同66枚目の「慕う」のシングル2タイトル=2タイトルのシングル同時発売は自身初=と通算36枚目のオリジナルアルバム「ずうっと一緒」をコロムビアから同時リリース。