ベルリン・フィル 佐渡裕さんを定期公演に起用

2010年05月12日 20:05

芸能

 世界最高峰のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は12日、2011年5月に本拠地ベルリンで開く同楽団の定期公演で指揮者の佐渡裕さん(48)を起用すると発表した。今年9月からの1年間の公演計画を説明する中で明らかにした。
 日本人指揮者の同楽団の演奏会出演は、最近では小沢征爾さん以来。ベルリン・フィルを指揮するのは同楽団の音楽監督のサイモン・ラトル氏ら著名音楽家ばかりで、佐渡さんは世界のスター指揮者の仲間入りする。
 公演は来年5月20~22日の3日間で、演目は今年生誕80年を迎える武満徹(故人)の現代音楽作品「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」やロシアの作曲家ショスタコービッチの交響曲第5番を予定。
 佐渡さんは京都市生まれ。師事した故レナード・バーンスタインに認められ頭角を現した。これまで、ドイツのバイエルン放送交響楽団やパリ管弦楽団などで指揮し活躍。日本では兵庫芸術文化センター管弦楽団などを率いる。(共同)
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