BIGBANG×KARA 紅白で韓流対決!

2010年11月21日 06:00

芸能

 大みそかの「第61回NHK紅白歌合戦」(午後7・30)で、韓流対決が実現する。白組でヒップホップグループ「BIGBANG」の出場が決定。一方の紅組はアイドルグループ「KARA」で最終的な調整に入っている。韓国歌手の激突は「冬ソナ」ブームの04年以来。今年の音楽界を盛り上げたK―POPムーブメントの象徴として目玉のひとつとなりそうだ。
 BIGBANGは日本メジャーデビュー2年目で初出場。企画枠ではなく、白組の一員として出場する。12月26日から年明けまで日本に滞在。初出場者が例年行う会見は欠席の見込みで、会見で流すビデオメッセージはすでに作成済みという。
 一方、紅組のKARAは日本デビュー年で、選出へは細部の調整を残すのみ。今後のスケジュールは、紅白選出に備えて白紙だ。韓流歌手の直接対決は「冬ソナ」ブームに沸いた04年の白組・Ryu、紅組のイ・ジョンヒョン以来。グループとしては史上初だ。当時の熱気を思わせるK―POPの盛り上がりを象徴した“激突”となる。
 3年連続で「紅白応援隊」を務めるテリー伊藤(60)も“後押し”。スポニチ本紙インタビューに「今年はコリアンビューティー。特にこの前(のテレビの収録で)、築地で飯を食ったKARA。今、高校生に一番人気だし、これは間違いないでしょう」と断言。紅白を手がけるNHKの井上啓輔チーフプロデューサーも「来ましたね~。この間、ある高校の文化祭に行ったら、KIRAっていう女子高生ユニットがいました」と呼応した。
 この2組は今年のK―POPブームを象徴。BIGBANGが10月末、東京・福家書店銀座店で行った握手会には2000人が集まり、閉店を華々しく飾った。KARAは8月に東京・渋谷で行った街頭ライブにファンが集まりすぎ、途中打ち切りになるなど話題になった。日本デビュー曲「ミスター」で見せた「ヒップダンス」の認知度も上がっている。
 そんな盛り上がりを追い続けてきたのがNHKだ。韓国グループを積極的に音楽番組で紹介し、総合テレビ「ニュースウォッチ9」ではK―POP現象をトップで取り上げたこともあった。もともとNHKは03年に「冬のソナタ」をいち早くBSで放送したほか韓国ドラマを多数放送し、日本における韓流ブームの火付け役。満を持して、躍進K―POPを今年の目玉に据える。

 ◆BIGBANG(ビッグバン)12歳から天才ラッパーとして注目されていたG―DRAGON(22)、SOL(22)、T・O・P(23)、D―LITE(21)、V・I(19)の5人で結成。06年8月デビュー。韓国では35の音楽賞を受賞。グループ名は宇宙を誕生させた大爆発から命名。

 ◆KARA(カラ)07年韓国デビュー。メンバー交代を経て現在のギュリ(22)、スンヨン(22)、ニコル(19)、ハラ(19)、ジヨン(16)の5人に。グループ名は「甘いメロディー」という意味。タレントの劇団ひとり(33)がファンを公言するなど日本でも高い人気。
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