吉永小百合 20年ぶりサスペンス
2011年09月02日 06:00
芸能
声だけの出演も含めると116本目の映画となる吉永にとって92年の「天国の大罪」以来20年ぶりのサスペンス。「湊さんの素晴らしい作品をベースにしたサスペンス・ストーリー。観客の皆さまの胸に響く映画になりますよう全力で取り組みます」と誓っている。
この企画は東京・銀座の東映本社で1日、岡田裕介東映社長(62)と阪本監督らが発表。原案は昨年9月に出版され、11万部を売る湊さんの「往復書簡」(幻冬舎)の第2章「二十年後の宿題」で、湊さんも「こんな幸せなことがあっていいのかと喜びに震えています」とコメントを寄せた。
吉永の役どころは日本最北の島の小学校教師。6人しかいない生徒の1人が海に転落する事故が発生。助けようとした夫が犠牲になる。この事故以来、教師は島を離れるが、ひょんなことから20年ぶりに島を再訪。当時の生徒たちを訪ね歩くうちに“事故”の真相が浮き彫りになっていくという展開。
阪本監督は「吉永さんを演出できるなんて夢のよう」と興奮気味に語った。「劔岳 点の記」で監督にも挑んだ木村大作氏(72)が撮影を担当するのも話題だ。
≪子役を一般公募≫東映は6人の子役(男3、女3)を一般公募。吉永扮する教師が歌でコミュニケーションを取るシーンがあり“天使の歌声”を持つ小3から6年の子供が理想。15日に応募締め切りで10月に選考。問い合わせは「audition@toei.co.jp」。