神木隆之介 クドカン“大家族ドラマ”で新境地
2011年09月07日 07:55
芸能
クドカンの愛称で呼ばれ数々のヒットドラマを生み出している人気脚本家・宮藤。そんなクドカンのドラマに出演する神木は「宮藤さんのユニークでシュールな世界が好きで、ドラマや舞台もよく見ていた。出演させていただけることになり、とても光栄に思っています」と話している。
クドカンは優れたテレビドラマの脚本作家に与えられる「向田邦子賞」を、昨年「うぬぼれ刑事」で受賞した。そのクドカンが受賞後初の連ドラ作品の題材に選んだのはホームドラマ。仕事のないカメラマンの父・実(田辺誠一)、家庭的で貞淑な妻・恵(光浦靖子)、8人の個性豊かな子供たち、計10人の貧乏一家。そこに末っ子・才悟(加藤清史郎)だけに見える11人目が加わり、奇想天外な家族劇が繰り広げられる。
宮藤は「大家族モノはバラエティー、ドラマに限らず大好きで、一度書いてみたいと思っていました。幽霊まで登場する“ウソ臭い”設定ではあるけれど、関係性や抱えている悩みはウソ臭くない。どんな人が見てもどこかで共感できるような、家族の本質をなるべくシンプルに、さりげなく描きたいと思っています」という。
神木が演じるのは家族のために自分を犠牲にしてでも尽くすのが長男だと思い込み、家計のためにアルバイトを掛け持ちする高校生。「今までは弟役を演じさせていただくことが多かった。今回は頼れる兄貴であり、冷静な大人っぽさと高校生らしさが同居する一男を、身近に感じながら演じていきたいと思います」と意気込みを語っている。