芸能界に衝撃…萩原健一「勘弁して」幸四郎「恩人だった」
2011年12月11日 06:00
芸能
探偵事務所「綾部情報社」に勤める愛と金に飢えた若者、木暮修役を演じた。社会風刺の効いた内容が注目を集め、ヒット。弟分の乾亨(あきら)役の水谷豊(59、写真)が「アニキ~」と萩原に呼び掛けるセリフは流行語となった。
水谷も「昨年、蘭さん(妻の伊藤蘭)が市川さんと仕事をして次は僕の番だと思っていたのに。なぜ、こんなに早く…。信じられません。全く言葉がありません」とショックを受けている。伊藤は昨年10月、TBSが放送した「旅する夫婦」に主演し「市川さんの作品には20数年ぶりに出させていただいた。まだまだ市川さんならではのドラマを書いていただきたかったのに残念でなりません」と落胆している。
また、市川さん作のNHK大河ドラマ2番組に主演した松本幸四郎(69)は「恩人だった」と思い出を語った。「黄金の日日」で武将などではなく経済人を、「山河燃ゆ」も大河ドラマでは初めて昭和を描いたことについて「発想が斬新で常に西欧的な肌触りがあった。三谷幸喜さんら次代の才能に少なからず影響を与えている」と指摘。娘の松たか子(34)もNHK大河「花の乱」に招かれ、ドラマ初出演を果たし「僕たち親子にとって、広く世間に認知してもらうきっかけをつくっていただきました」。
11月の旭日小綬章受章を祝って花を贈ると、松に宛てたお礼のはがきが届き「私はこれから天使ミカエルとなって、いつまでも見守り続けます」とあった。「気になったが、そんなにお体が悪いとは全く知らなかった。これからと思っていたので残念でなりません」と悼んだ。