いまや“お宝” 忌野清志郎さん 絶版本が復刊
2012年01月27日 10:00
芸能
「瀕死の双六問屋」は00年9月に発売。清志郎さんが情報誌「TV Bros.」で98年11月から手掛けた連載をまとめたものだ。
音楽への愛や社会への怒りをつづった、小説ともエッセーともいえる文体。テーマは君が代や憲法、自殺問題まで及び、本人は「サイケデリック・ノベル」と呼んだ。本のために作った「瀕死の双六問屋のテーマ」など4曲を収録したCD付きでファンを喜ばせたが、02年に絶版。07年に文庫化されたものの、CDが付いていなかったため、現在でもネットオークションで最高1万5000円(定価は2000円)で取引される“お宝本”として復刊を求める声が上がっていた。