大平サブロー むちゃブリ36連発 涙の“完走”「シローさんありがとう」
2012年03月07日 06:53
芸能
1年以上におよんだチャレンジ。ゴールの瞬間、サブローはあふれ出るものを止められなかった。
昨年、芸能生活36周年という名前にちなんだ無謀と思える企画。その集大成となったイベントで最後のむちゃブリ「36人とのリレー漫才」に挑戦した。
横山やすしさんのモノマネが得意なだけに矢野・兵動の矢野勝也(41)との“ダブル横山やすし”や、西川きよし(65)との“やす・きよ漫才”などで爆笑を誘った後のあいさつ。「本当にうれしい。みなさんのおかげで…」と口にしたところで大粒の涙が流れ落ちた。
「泣かんとこと思ったけど、無理でした」。こらえきれなかったのには理由があった。元相方のシローさんが先月9日に55歳で急逝。自ら「急いで天国に行きましたが、きょうも見てくれてたと思います」と言葉を絞り出した。きよしやオール阪神・巨人ら、舞台に集まった仲間の姿にあらためて幸せと感謝の気持ちをかみしめた。
「みんなシローさんとも仲良くしてくれた仲間です。サブロー・シローとしての17年間が礎としてあったことで、こんなに幸せな舞台に立つことができた。シローさんありがとうと思えました」
最もキツかったというWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(22)とのスパーリングや女装、奥さんとの子づくり挑戦…。過酷なむちゃブリを全てクリアして涙を拭ったサブローの表情には、すがすがしさが漂っていた。