中田カウスが語る大御所の素顔 「漫才のDENDO」5・5スタート
2012年04月24日 11:53
芸能
番組ホストを務めるカウスが毎回、往年の漫才コンビを1組ずつ紹介。同局に残る音源資料や写真、大御所らが舞台でネタを披露する記録映像を流しつつ、カウスの談話を交えて放送する。
第1回は1930年(昭5)5月に誕生した、しゃべくり漫才の元祖「エンタツ・アチャコ」。羽織はかまで歌や踊りを取り入れたネタしかなかった時代に、スーツ姿で登場し、掛け合いだけで観客を魅了したパイオニア。芸人を志し、15歳の時に愛媛県から単身大阪に出たカウスが、最初に弟子入りを志願したのが横山エンタツだった。
「自宅に直接行ったら、植木に水をまいてる、じいさんがいて“エンタツ師匠に弟子入りしたいんですが”と話しかけたら、その人が師匠やった。“もう引退したから吉本に行け!”と言われたのを覚えてます。今もボクは吉本にいる。縁を感じますね」
そんな大先輩を紹介するにあたり、今月上旬に番組スタッフと打ち合わせをして以来、「夜な夜な師匠たちが(夢に)現れる。どこかで気にしているんでしょうね」とプレッシャーを感じている様子。それでも「見たこと、聞いたことを伝える役目。ギリギリ、僕で語ることができると思います」と意気込んだ。
今後は、67年にカウスが弟子入りした「中田ダイマル・ラケット」や「夢路いとし・喜味こいし」「人生幸朗・生恵幸子」「海原お浜・小浜」「横山やすし・西川きよし」らを取り上げていく。恩師の秘話や楽屋や舞台袖で目を凝らしてきた名コンビの素顔など、番組を通じて新しい一面を知ることができそうだ。