食道がん克服!なかにし礼氏、10月から仕事復帰
2012年09月10日 06:00
芸能
なかにし氏は27歳と54歳の時に心筋梗塞を患っているため、手術に不安があった。今年7月に発売した著書「人生の教科書」(ワニブックス)では「現在の日本における“切らずに治すがん治療”の全知全能にかけてみようと決心した」と告白。関係者によると、放射線治療の一種「陽子線治療」を見つけ、その治療効果で克服したという。
「ワイド!スクランブル」では01年11月からレギュラー。文化や芸能のほか、事件や政治について鋭いながら温かい気持ちをうかがわせるコメントが好評だった。闘病に入る前、復帰について「新しい試練として、何とか克服できて元気な自分に戻ったら」と語っていただけに、多くの視聴者から温かく迎えられそうだ。
これまでに、北原ミレイ(64)の「石狩挽歌」(75年)、細川たかし(62)の「北酒場」(82年)、故石原裕次郎さんの「わが人生に悔いなし」(87年)など多数のヒット曲で人生を描いてきたなかにし氏。今後の活動がますます楽しみとなる。
◆なかにし 礼(なかにし・れい、本名中西禮三=れいぞう)。1938年(昭13)9月2日、旧満州(現中国東北部)生まれ。シャンソンの訳詞を手がけていた立大時代に故石原裕次郎さんに勧められ作詞家になり、約4000曲を作詞。00年に小説「長崎ぶらぶら節」で直木賞受賞。妻は女優いしだあゆみ(64)の妹で元歌手の石田ゆり(60)。