インド版「巨人の星」完成 「養成ギプス」も登場 下旬からテレビ放映
2012年12月04日 15:26
芸能
アニメの題名は「スーラジ ザ・ライジングスター」。スーラジはインドの公用語ヒンディー語で太陽を意味する。漫画の出版元、講談社が中心となり、日印で共同制作された。
原作の星飛雄馬に当たる主人公スーラジが努力と猛特訓の末にクリケットの世界でスター選手に成長していく姿を描く。「大リーグボール」に替わる魔球や、「養成ギプス」なども登場する。
番組は、成長が続くインド市場で事業拡大を進めるスズキのインド子会社マルチ・スズキなど日系企業5社が協賛。飛雄馬のライバル、花形満役の人物が同社の車に乗る場面を設けるなど、アニメの登場人物が日本製品の宣伝に一役買う手法も話題になりそうだ。
ニューデリーでは4日、在インド日本大使館で完成披露の式典が行われ、原作の作画を担当した川崎のぼるさんは「(巨人の星のテーマである)夢、友情、家族愛はインドでも必ず受け入れられると信じている」と語った。(共同)