俳優の山田孝之(29)が、昨年10月に急死した映画監督の若松孝二さんの愛弟子とタッグを組む。主演映画「凶悪」(9月21日公開)で、メガホンを取るのは若松プロ出身の白石和彌監督。実際に起きた殺人事件をめぐる衝撃の展開を題材にした。
山田は警察も把握していない殺人事件の真相に迫ろうと奔走する週刊誌記者役。「主人公が事件の異常さに触れて変わっていくところに面白さを感じました。人間誰しもが持つ二面性を、リアリティーをもって伝えることができれば」と抱負。ピエール瀧(45)が殺人事件に関与したことを主人公に告白する元暴力団組長役、リリー・フランキー(49)が事件の首謀者役を演じる。