宮澤佐江「このまま卒業は嫌」 後輩に“いい背中”見せ続ける
2013年03月19日 10:45
芸能
――SNH48に移籍したことについて、今、どう思っていますか?
「良かったと思っています。実際はまだ具体的に何も始められてなくて、期待してくださるファンの方に申し訳ないという気持ちはありますし、自分ももどかしい気持ちでいっぱいです。でも、たとえ、あのままAKB48に自分がいたとしても、もどかしい気持ちは変わらなかったと思うんです。選抜メンバーではありましたけど“越えられない壁”を感じていました。昨年の東京ドームでAKB48の第1章が終わって第2章に入る時、私も何かにチャレンジしなければいけないと思ったんです。それが海外という形でした」
――それにしても、選抜メンバーで、テレビのレギュラー番組も持っていたのに、突然、海外に行くというのは、なかなか普通の人にはできない決断だったと思います。
「あっちゃん(前田敦子)が卒業して、私もいずれは卒業しなければいけないと思ったんですけど、このまま卒業するのは自分としては嫌だったんです。あっちゃんはセンターとしてAKB48を引っ張ってきてくれて、みんなからの感謝の気持ちがたくさんあって、いい卒業だったと思います。でも、私はAKB48で一番になれることはないだろうし、みんながやっているのと同じことをやっているだけで卒業することになってしまいます。だから、みんながやっていないことにチャレンジして少しでも結果を残してから卒業したいと思いました。その方が後輩たちにとって“いい背中”を見せられるだろうし、自分でも納得がいくんじゃないかと思ったんです」
――確かにAKB48は第2章に入って、高橋みなみさんが昨年12月の7周年公演で言っていたように“次の目標が明確ではない大変さ”みたいなものがありますね。
「それは感じます。今年、総選挙が行われるかどうか分かりませんけど、例えば、まゆゆ(渡辺麻友)が1位になるか(大島)優子が1位になるかと考えると、私からすれば、ここで、まゆゆが1位になったら、世代交代が早すぎる気がします。今は“次世代、次世代”と言われますけど、そう簡単に世代交代していたら、また次のことを考えるのが大変だと思うんです。だから、私はまだ自分たちの世代で頑張りたいと思います」
――まだ主要メンバーは20代前半で現役バリバリの年齢ですものね。
「まだいいんじゃないかと思います。それが私の正直な気持ちです。この前、久しぶりにテレビで一緒に“So long!”を歌わせていただいて、真ん中で頑張っている、まゆゆ、(松井)珠理奈、ぱるる(島崎遥香)の“いい背中”を見ましたけれど、まだ負けていられないとも思いました」