桜 稲垣早希 ロボット使って「エヴァ実写版を!」
2013年03月27日 06:00
芸能
宮沢賢治の同名童話が原作の今作では、教師役など複数の役を演じる。ロボビーとの共演では、「彼のペースに振り回されてます。生身のこちらが(セリフの間を)合わせるしかない」と苦労を明かした。ロボビーが10秒で全セリフをインプットできることを知ると、「ずるい!」と嫉妬しつつも、「かわいいしぐさに愛情が湧いてしまう」と笑顔を見せた。
同作は、作・演出の平田オリザ教授らによる大阪大学ロボット演劇プロジェクトの“最先端技術”と、吉本興業の“エンターテインメント”がタッグ。4月26日開業のうめきた・グランフロント大阪内の劇場「ナレッジシアター」で、こけら落とし公演として12日まで上演する。主役のジョバンニはダブル・キャストで、元宝塚の愛純もえり(28)らが務める。
≪ロボビーは1台399万円で販売≫ことしで5年目を迎える大阪大学ロボット演劇プロジェクトでは、過去に4本の作品を制作し、国内外で上演。2週間前までは北米6都市を回り、来週には韓国公演も控える。平田氏は「世界で唯一の試みとして、各国の演劇祭などから招待を受けている」と語り、「今作も海外展開を目指す」とワールドワイドなロボット演劇の可能性を示した。
ロボビー(Robovie R3)は身長1メートル8、体重約35キロ。道案内や買い物の手助けなどのサービスができるロボットとして、1台399万円で販売されている。