人間国宝ら出演に沸く歌舞伎座 ダイナミックな立ち回りも
2013年04月02日 18:46
芸能
昨年12月に死去した中村勘三郎にささげる舞踊「お祭り」には息子の勘九郎、七之助らが登場した。
尾上菊五郎が主演する第2部の「弁天娘女男白浪」では、大掛かりな舞台転換を披露。中村吉右衛門の登場場面などで、せり(昇降装置)をいくつも動かし、一新した装置を駆使した。「将門」では、坂東玉三郎のしなやかな踊りに観客は魅了された。
第3部では片岡仁左衛門らによる「盛綱陣屋」、松本幸四郎が弁慶を務める「勧進帳」が上演され、初日の公演を終えた。
こけら落とし公演は来年3月まで1年間続く。
歌舞伎座は1889年の開場以来、建て替えを重ね、新劇場は“五代目”。旧劇場は老朽化のため2010年に閉場した。
((了)(H)(07)130402 231226
【編注】▽坂田藤十郎(さかた・とうじゅうろう)▽鶴寿千歳(かくじゅせんざい)▽中村勘三郎(なかむら・かんざぶろう)▽勘九郎(かんくろう)▽七之助(しちのすけ)▽尾上菊五郎(おのえ・きくごろう)▽弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)▽中村吉右衛門(なかむら・きちえもん)▽坂東玉三郎(ばんどう・たまさぶろう)▽片岡仁左衛門(かたおか・にざえもん)▽松本幸四郎(まつもと・こうしろう)
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