絢香 初カバーアルバム ルーツが分かる11曲「悔しくなるくらい感動」
2013年07月05日 06:00
芸能
計11曲のうち、10曲は歌手デビューした06年より前の作品。スピッツの「ロビンソン」、Mr・Childrenの「シーソーゲーム」は小学生の頃のヒットソングだ。平井堅の「瞳をとじて」は上京前の高校時代の曲。1枚を通して聴くと、絢香自身がどんな曲を聴いて育ってきたのか、ルーツが分かる。
大胆なアレンジは加えず、原曲に忠実に歌って、純粋に絢香の声と表現力を際立たせる曲ばかりだという。「オリジナル曲の素晴らしさを生かしたまま、なおかつ自分にしか出せない色を出せるようにした」と説明。レコーディングを何度も繰り返し、制作期間は8カ月にも及んだ。
刺激を受けた曲、小さい頃から歌ってきた曲などさまざまだが、共通しているのは「自分には決して書けない曲」だということ。絢香は「どうやったらこんなメロディーや歌詞が書けるんだろうと悔しくなるくらい、あらためて素晴らしい曲だと感動しました」と、制作期間を振り返っている。