舞台中止…高橋茂氏、強気の提訴「アンナがおじけづいた」
2013年08月10日 06:00
芸能
高橋氏は訴状提出後の午後4時から、担当弁護士の伊藤芳朗氏とともに約1時間30分にわたって会見。白髪交じりの茶髪だった髪を黒く染め、顔にはファンデーションを塗るなどメークを施し、気合十分で臨んだ。
報道陣には12ページにわたる訴状、土屋の所属事務所と交わした出演契約書のコピーを配布。訴状の要点は4点。(1)土屋が無断で稽古に参加しなかったため公演が中止となった(2)土屋は原案者の許可がないと主張しているが、許可はある(3)稽古不参加は原案者とは関係なく、ただの怠慢(4)出演契約書に稽古参加の条項があるため債務不履行である――という主張だ。
訴状によると、土屋は12回参加を予定していた稽古に3回だけ参加し、7月18日以降は無断で欠席。参加を再三要請したが、土屋側から連絡もないため、先月29日に公演を中止にしたという。
土屋を怠慢とした点については、高橋氏は参加した稽古を振り返り「セリフや歌の歌詞も覚えていなかった。舞台に立つ役者としては考えられない怠慢。やる気があったとは思えない」と強調。土屋側は原案の「日本一ヘタな歌手」の著者濱田朝美さん(31)の許可がないため稽古に参加しなかったと主張したが、伊藤弁護士は「自分が稽古に出ないための口実にすぎず、トラブルの発端になったとは思っていない」と断じた。
会見では、提訴以外の解決法を模索したことも強調した。伊藤弁護士は今月1日に土屋側の弁護士と電話で会談。「悪口の言い合いはやめる」「示談」などと提案したが折り合わなかったという。それ以降は一切連絡がないため、やむを得ず提訴したとした。
高橋氏は食い違う主張に関しても言及。争点となった「原作」か「原案」かについては、昨年4月の企画段階から「原案」だったと強調。だが、今年2月に開かれた出演者オーディションの参加募集告知や、同4月に発表した公演情報などには「原作」と明記されていた。これについては「ただの間違え」と主張。文章を書いた人が「原作と原案の違いをよく分かってなかったんじゃないかな」とし、自身に責任はないと強調した。