K「ハラボジの手紙」は泣けるテッパン曲 「涙活」にピッタリ
2013年08月19日 10:12
芸能
2008年、祖母が他界。その後、「ハラボジは毎日、ハルモニ(祖母)に手紙を書いてるよ」と母から聞いたKは、祖父に会いに行き、手紙を読ませてもらった。祖母に優しくないという印象があった祖父の手紙は、「意外にロマンチックで、愛の言葉が書かれてた」という。ロックバンド「JUN SKY WALKER(S)」のベーシストで、音楽プロデューサーの寺岡呼人(45)に話すと、「それ曲にしよう」と提案された。
09年から曲を作り始め、翌年のライブで歌ってみた。朝鮮戦争など苦難の時代も共に生き抜いた夫婦のきずなが見える詞とシンプルで美しいメロディーに、客席からはすすり泣く声が響き、評判は上々。11年に兵役で活動休止し、除隊後のことし5月、ようやくCD化された。作品になり、「恥ずかしいと言いながらもうれしそうだった」という祖父は6月に死去した。「生前に韓国語訳も渡して、曲も聴いてもらえた。完成まで待っててくれたんだと思う」とK。同曲がさらに思い入れの深い曲となった。
8分40秒という長尺の曲で、寺岡がプロデュースし、シングルではなくアルバムに収録された感動曲。共通点が多いことから、“第2のトイレの神様”となることも期待される。実際に最近話題の、能動的に涙を流し心のデトックスを図る活動「涙活(るいかつ)」でも、泣けるテッパン曲として大人気。ヒットの兆しを見せ始めている。