柄本明 撮影初日の虫さされも「田中正造が下りてきた」
2014年01月08日 15:11
芸能
オファーが来た時は「また難しいものがきたなと。現実にあったことで、教科書にも載っているようなことなので、大丈夫かなって」と不安だった心境を吐露。無事に演じ切り、「自分が出ておきながらとてもいい作品。今やるべき、やらないといけない、何も知らなかった私が学んで、それを伝えていかないといけないんだと思った」と仕上りに自信を見せた。
尾野とは対照的に、オファーの時は「ラッキー!と思った」と話した鈴木。明治時代の社会活動家・福田英子を演じるが、「40代の女優さんならみんなやりたい役だと思う。明治時代の人を演じるのは初めてだったんですが、実在の人物でこんなに面白くて、かっこいい女性がいたんだと。時代、人物を知ることでとても面白い旅をさせてもらった」と充実の表情を浮かべた。
柄本は生涯かけて鉱毒事件を追究し続けた政治家・田中正造を演じる。歴史に名を残す人物だが、「(ロケで)村に行ったら、初日に虫にさされて、撮影と同時にちょうどいい感じに目が腫れていった。これはいいなと。田中正造が下りてきたなと(思った)」と話し、笑わせた。