第2の愛之助発掘へ 松竹がこども歌舞伎スクール開校
2014年01月19日 05:30
芸能
スクールのカリキュラムを監修する歌舞伎俳優の中村梅玉(67)、片岡秀太郎(72)が見守る中、子供たちが、見えや立ち回りに挑戦。愛之助や市川海老蔵(36)のファンという、さいたま市の小学3年生、江利川輝君(9)は「将来、女形として舞台に立ちたい」と目を輝かせた。
人材確保の狙いもある。優秀な子は人気ミュージカルなどと奪い合う状況にあり、中村勘三郎さん、市川団十郎さんと看板俳優を相次いで失い、将来を担うスターの育成が急務という事情も。
日本俳優協会会長を務める人間国宝の坂田藤十郎(82)は「プロになる強い意識を持って臨んでほしい。未来の歌舞伎をともに盛り上げていけたらうれしい」と期待している。