吉本興業、ダンス事業に本格参戦！ヒントン・バトルとタッグ

　吉本興業が１３日、トニー賞３度受賞の米国人スター、ヒントン・バトル（５７）とタッグを組み、ダンス事業に本格参戦することを発表した。１０月に東京・大阪・ニューヨークにダンススクール「ヒントンバトル・ダンスアカデミー」を開校し、１５年秋にはブロードウェーやアジア各国での海外公演を開催する。 　お笑いの吉本が次世代パフォーマーの発掘に乗り出すきっかけは、ヒントン主演のダンスショー「アメリカン・バラエティ・バン！」（大阪・なんばグランド花月、きょう１４日千秋楽）だった。「ダンス界の裾野を広げたい」。そう願うヒントンと、イリュージョニストのプリンセス天功（年齢非公表）ら、お笑い以外へとマネジメントを広げる吉本の方針が合致。今公演の準備段階だった昨年末から話し合い、コラボが決まった。

　１２年４月から小・中学校の保健体育の選択科目として必修化されるなど注目を集めるダンス。全米視聴者の投票によるスター発掘番組で優勝した日本人パフォーマー蛯名健一が当地では有名で、“第２の蛯名”誕生も期待できそうだ。

　この日、都内で会見したヒントンは、「努力して成功へたどり着くことが学べる」とアピール。海外公演の演出や養成学校での指導など、プロジェクト全体のアドバイザー役を担う。国内の人材を発掘するため、４月から半年ほどかけてオーディションを実施。ヒントンや世界のトップダンサーらが審査員を務め、実技審査などを突破したメンバーは養成学校の特待生として授業料などが免除される。