佐村河内氏を告発 神山典士氏「彼のレトリックは詐欺師のモノ」
2014年03月07日 15:09
芸能
佐村河内氏は事あるごとに新垣氏への反論を繰り返した。「一番嘘をついたのは自分であるにもかかわらず、嘘の構図の中での2人のやりとりでいろいろあったと言いたいのであろうが、大前提が嘘で虚構。それは論理的にも成立しない。それに彼はここにおらず、反論もない中で断定的に言い切るという彼のレトリックは詐欺師のモノだと思う。いちいち新垣さんを出さないと自分の存在、やってきたことが証明できないという構成の仕方はあり得ない」と断罪した。
佐村河内氏は新垣氏だけでなく、告発記事を書いた神山氏も含めて「名誉毀損で訴える」と発言。これについては「どういう名誉をお持ちなのかを聞きたい。これから弁護士さんに相談するんでしょうけど、僕としてはあり得ない。(裁判で)戦うも何も彼が全てが虚構でしたと認めているわけですから、その上で彼が何をやろうとしているのかわかりません」。
神山氏からの質疑では声を荒らげ、感情が高ぶる場面もあった。時には手話通訳を介してないように思われるシーンも見られた。聴力の問題は「本人の認識の問題」と明言を避けたが「僕もそう(通訳を介していないのではと)思いました。手話はタイムラグがないとおかしい。僕は敢えて普通のペースで話したが、途中で言葉を遮ってもそれに付いてこられてしまう、それが彼の役者としての未熟さだなと」。
今後もこの問題について「追究はしていきたい」と話した神山氏。「なぜ彼がこんなことを思いつき、なぜ意思を持って18年間続けてきたのか、わからないことがある。わからないことがある以上、追究はしていきたいが、本人がインタビューを受けてくれないと難しい。そこのところはこじ開けていきたい」と話した。 神山氏は先月6日に行われた佐村河内氏のゴーストライターとして18年間作曲活動をしてきた桐朋学園大非常勤講師の新垣隆氏(43)の会見にも同席していた。