ホリエモン“ゴーストライター疑惑”暴露のワケ「不誠実が1つ減ればいいと」
2014年03月09日 05:32
芸能
佐藤氏は大ヒットした自著「ブラックジャックによろしく」の連載が講談社から小学館に移った際の裏事情を公表するなど、漫画界では異色の人物。原作者や著作権問題にも独自の見解を示してきた。「出版におけるゴーストライター問題が気になる」とブログで堀江氏の小説に触れたのは7日の午後2時。その直前まで行われていた佐村河内氏の会見が、突然の告発につながったとみられる。
佐藤氏は翌8日もブログを更新。「ゴーストライターは出版業界の悪(あ)しき慣習の1つだと思う」とし、「世の中から不誠実が1つ減ればいいと思った」と告発した理由を説明。代筆者がいると知りつつイラストを描いたことについて、読者やファンに謝罪した。
ただ、出版関係者によると、著名人が本を出す場合、「自身の半生記を振り返った本なら代筆者がいるのが当たり前」という。それが小説でも「代筆者がいるケースはある。その著名人が物語のプロットを提示し、あくまで代筆者はその隙間を埋める感覚で文章を書く。創作の部分に代筆者がどこまで関わったかで問題の度合いは大きく異なる」という。
堀江氏のマネジメント会社は、スポニチの取材に「その件については徳間書店が窓口になります」と回答。徳間書店は「担当者が不在」と話した。