「ちびまる子ちゃん」さくらももこ自ら書き下ろし脚本

　フジテレビ系の大人気アニメ「ちびまる子ちゃん」（毎日曜後６・０）は原作者のさくらももこ氏が今年デビュー３０周年を迎えるのを記念し、さくら氏自らが書き下ろしたオリジナルストリーを２３日に放送する。 　タイトルは「富士山バンザイ」。幼少時代の記憶を重ね、富士山が大好きなさくら氏が書いた楽しくて心温まるお話。ポカポカして気持ちのいい春休みのある一日、ヒマだから散歩でも…と出かけたまる子と友蔵。しかし、清水の港までやってきた二人はそこから見える富士山の姿にすっかり感動する。「もっと富士山を見たい！」と気持ちが高まったまる子と友蔵は、船に乗って三保の松原まで向かうのであった。本編には自ら歌詞を書き下ろした「富士ＬＯＶＥロック」という曲も登場し、 まる子と友蔵がアニメでノリノリにロックするという。

　さくら氏は「私の住んでいた清水では、学校からも通学路からも富士山が見え、自分のお気に入りの富士山が見える場所がいくつもありました。個人的には、日本平の茶畑から見る富士山が大好きでしたが、そんな思い出をもとに、『ちびまる子ちゃん』の中でも富士山を楽しんでいただけたらいいなぁと思って書きました」とコメントしている。

　本編最後にはすてきなプレゼントのお知らせもある。また、５月にはさくらももこ原作をアニメ化した「さくらももこデビュー３０周年記念原作まつり」を開催する。 １カ月間、懐かしの原作の物語があれもこれもアニメになって登場。ファンは見逃せない。