最初で最後!?宝塚100年超豪華同窓会 歴代スター37人競演
2014年04月05日 05:30
芸能
月組の伝説的コンビ、大地&黒木が退団以来29年ぶりにデュエットを披露。変わらぬスタイルと美貌で往年のファンを魅了した。さらに人気タレント中山秀征(46)の妻で元星組娘役トップの白城あやか(46)も当時コンビを組んだ紫苑ゆう(55)とのデュエットで「うたかたの恋」を再現。
夢のトップコンビ復活で客席を魅了する一方、トークコーナーでは思わぬぶっちゃけ話も飛び出し爆笑を誘った。
朝丘雪路(78)は司会の真矢から宝塚への入団動機を問われ「初めて見た時にすごくキレイで…。父に話したら…入学できて。裏口入学です」とやって大笑い。
さらに女優・寿美花代(82)は、当時では珍しかった両脚をあらわにする「ダルマ」と呼ばれる衣装が恥ずかしすぎ「舞台稽古でスネたらね、当時裏に動物園があって、しばらくしたら(スタッフが)ダチョウの羽根を取ってきてくれて、それで隠したの」と衝撃発言。これにはさすがの真矢も「恐ろしすぎます…」と絶句した。
上級生になればなるほど、1人2分と決められていたはずのトークは歯止めがきかなくなり、予定より約1時間20分もオーバーして閉会。最後はOG、現役トップスターも全員が出演して「すみれの花咲く頃」を熱唱した。
式典第1部のフィナーレでは「桃太郎」を題材にした1914年の第1回公演「ドンブラコ」も再現。専科スター轟悠が桃太郎を演じ、今春入団したばかりの100期生がコーラスするなど、未来への橋渡しをイメージさせる舞台となった。
阪急電鉄の前身、箕面有馬電気軌道が、宝塚温泉への集客をねらうため、温泉場の余興として立ち上げてから100年。戦争による閉鎖や観客動員に苦しむ時期もあったが約4000人ものOGを輩出し、多くのスターが今も芸能界を支えている。真矢は「ここに(創設者の)小林一三先生がいらしたら、何と言ってくれたでしょう?これからも宝塚は永遠です」と締めくくり、未来へのさらなる発展を誓った。