ブレーク必至!たかまつなな 「お花を摘みに」は先生が…
2014年04月27日 09:33
芸能
たかまつはインタビュー中、こう言ってトイレに立った。お嬢様は「トイレに行く」とは言わないらしい。
フリップをめくり、庶民の言葉を次々とお嬢様言葉に変えていく芸風。冒頭にフェリス女学院高校の卒業証書を見せることで、その説得力は増す。
「このような芸風が出来上がったのは、フェリス時代の先生のおかげです。先生は実際、お花を摘みにお手洗いに行かれました」。授業中に私語をする生徒に「元気な小鳥さんたちがいらして」と婉曲(えんきょく)的に注意する先生。学生時代には当たり前のように聞いた表現だったが、芸人の先輩に「それをネタにした方がいい」と勧められた。
曽祖父が東大の名誉教授で応用化学者の高松豊吉さんというエリート一家。先祖は、征夷大将軍にも任じられた平安時代の武将「坂上田村麻呂」らしい。名家で育ち、テレビはNHKのニュースとドキュメンタリーしか見たことがない。芸能人はほとんど知らず、あの国民的アイドルグループSMAPでさえかろうじて知っていた程度だ。
「SMAPさんは音楽の教科書に歌が載っていたので。ただ、複数の人が所属するグループだとは知らなかった。シューベルトの隣のページに載っていたので、てっきり音楽家だと」。今、必死になって芸能人の顔と名前を覚えている。
お笑いの道に進もうと思ったのは中学の時。哲学者の中沢新一氏とお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光の共著「憲法九条を世界遺産に」を読んだのがきっかけだった。
「なんてユニークな発想を持った学者さんがいるんだと衝撃を受けました。読み進めていくと、どうやら太田さんという方は芸人であると分かってきて私もお笑いの道に進もうと、その時思いましたの」。太田の思想や発想に憧れ、同じような芸人になろうと、中学3年からお笑い大会に出場するようになった。